研究課題/領域番号 |
19613004
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
杉原 伸宏 信州大学, 医学部, 講師 (10324245)
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研究分担者 |
白井 汪芳 信州大学, 繊維学部, 特任教授 (80021153)
大橋 俊夫 信州大学, 医学部, 教授 (80020832)
倉科 喜一 信州大学, 産学官連携推進本部, 教育特任教授 (70010064)
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キーワード | 医療・福祉 / ライフサイエンス / 知的財産マネジメント |
研究概要 |
これまでに事例を積み上げた医学領域の知的財産マネジメント案件を参考に、マネジメント上の問題点を抽出して多角的に掴み、各段階での効果的なマネジメント方法・体制を構築している。第一段階の「医療現場からの医薬品・医療機器等の開発ニーズ(アイデア)発掘」においては、発掘されたニーズに対する先行特許調査、市場規模予測、医療機器のクラス分類等のマネジメントを出来るだけ早期に行うことにより、効率的かつ至適な開発体制が構築できることが示された。第二段階の「医療現場からの開発ニーズと企業の技術シーズのマッチング」においては、これまでに企業に開発ニーズを提供した案件の中で、発展するマッチング方法の傾向について調査・解析を進めている。第三段階の「医療関係者と企業との共同開発」においては、これまでにも共同・受託研究契約の締結の際に、将来的に治験等で要する費用までを考慮に入れた実施料支払いに関する条項や、臨床研究に発展することを前提として被験者に対する個人情報保護や健康被害が発生した場合の補償の負担等に関する条項を盛り込んできたため、その交渉事例をまとめている。第四段階の「倫理審査及び安全性審査の上で行われるヒトを対象とした臨床研究」においては、これまでに培われてきた医倫理委員会と医学部知的財産活用センターの密接な関係で得られたノウハウを事例毎にまとめている。加えて、第五段階の「治験薬事申請」、第六段階の「認可販売」に関する情報収集を行っている。
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