| 研究概要 |
1.目的
多視点画像の撮影システムや、3Dディスプレイなど、3次元画像の様々な収集、表示システム間の3次元データを正規化する方法の一つである波面記述法において,以下の点を明らかにする.(1)データ間の変換法のより深い理解:特に、多視点画像より波面記述データへの変換,(2)実空間への応用:実写多視点画像より波面記述データへの変換法の検討
2.平成19年度の研究実績
初年度の研究に置いて、以下の研究/成果を得ることができた。
(1)4自由度を持つ多視点画像撮影システムを構築し,自由度の高い実写多視点画像の撮影を実現。
(2)得られた画像より,波面記述データへの変換,これより任意視点画像の生成およびホログラムの作成/3次元像の表示を行い、変換法が実写においても有効であることを示した。
(3)実験により、多視点画像でありながら連続的な視差を持ち、奥行き情報が内在することが明らかになった。
3.今後の課題
(1)連続的な視差と奥行き情報の内在が理論的にどう解釈されるべきか。
(2)実験で得られた立体像等は画質がやや劣ることから、多くの画像で確認しその定量的な特性を解析するとともに、解決法を検討。
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