研究概要 |
◇柳川、荒木は,研究協力者である,松本 博教授(オクラホマ大学、医学部)を訪問し,松本教授が行った研究「生後発達中のマウス網膜の蛋白質を時間的に追跡した発現データに基づいて,発達段階のどの時点でどの遺伝子が関わっているかの解明」のデータ及関連データを頂くとともに,関連する生物学的知識を教えていただき,このデータを中心に当該課題の研究を行った。 ◇荒木は,ロジスティック判別関数を「予測変数が関数である」場合の「関数ロジスティック判別解析法」に一般化した,一般化の過程で,観測地よりも未知パラメータの個数が多い,いわゆる"n<p"問題に対処するため正規化法を導入し,またモデルに含まれる未知パラメータを選択して最適なモデルを設定するためにベイズ情報量基準を導入した。 ◇開発した関数ロジスティック判別解析法を,松本教授からいただいた生後発達中のマウス網膜のたんぱく質時系列データに適用し,松本教授のグループが分類できなかった遺伝子を,松本教授が設定したクラスに分類することに成功した。 ◇国際会議を開催し,以上の成果を世界に向けて情報発信した。
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