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2007 年度 実績報告書

デンドリマーを有する革新的ランガサイトたんぱく質センサの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19650132
研究機関大阪大学

研究代表者

平尾 雅彦  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (80112027)

研究分担者 荻 博次  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 准教授 (90252626)
垂水 竜一  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教 (30362643)
中村 暢伴  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教 (50452404)
キーワードバイオセンサ / デンドリマー / 非接触測定 / 高感度化 / 共振周波数 / デンドリマー
研究概要

ガンや神経変性疾患においては,発症とともに特有のたんぱくが分泌される.近い将来,多くの疾患に特有のたんぱく質マーカーが見出されるであろう.血液中や尿中に漏洩したたんぱく質マーカーを検出する技術が確立されれば,疾患の早期の発見につながるだけでなく,膨大な医療費の削減にもつながる.また,神経変性疾患においては,たんぱく質そのものが発症の直接的な原因となっているものもある.そこで,本研究プロジェクトにおいては極微量のたんぱく質を検出し,たんぱく質間の反応親和性を定量的に決定することのできる,デンドリマー修飾した無線・無電極ランガサイト振動子センサを開発することを目的とする.ランガサイトは水晶にくらべて温度安定性が高く,また圧電定数も大きいことから電磁波を用いた無線・無電極計測が可能となる.
平成19年度においては,圧電体振動子を水中に設置して遠隔的に共振周波数を励起・検出する手法の確立を行った.バースト波信号を入力されたアンテナから電磁波を励起し,これにより振動子のすべり振動を発生させ,また,励起後の振動子の振動を別のアンテナにより受信するという手法を開発した.水晶振動子を用いて,30μmの振動子からの発信信号を確認することができた.今後,このシステムを免疫センサヘと応用し,IgG-プロテインA間の結合反応,IgG-抗IgG間の結合反応等をモニタリングし,ランガサイト振動子にデンドリマ修飾を行う実験へ発展させてゆく予定である.

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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