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2008 年度 実績報告書

肢体不自由者(児)の日常生活における動作およびエネルギー消費の計測

研究課題

研究課題/領域番号 19650140
研究機関東京大学

研究代表者

芳賀 信彦  東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80251263)

キーワードリハビリテーション / 動作解析 / 日常生活動作
研究概要

本研究は日常生活における動作およびエネルギー消費の計測法開発を目的としている。昨年度は計測対象を(1)ヒトを一まとまりの物体と考えたときの、時間に対する位置(重心位置)の変化、(2)酸素消費、心拍数の変化など、と設定し、利用できうる5種類の機器を選定した。今年度はこれらを正常人に実際に装着し試用した結果、計測機器を以下の3種類に絞り込んだ。
1)小型三次元加速度計 3軸の高精度加速度センターを内蔵した機器で、腰ベルトに固定することにより最大37日の3次元加速度変化を連続で記録し、歩行数、カロリー消費も計算することができる。2)腕時計型スポーツメモリ 加速度センサー・ジャイロセンサーを内蔵した機器で、腕時計型。運動パターンを判別し、歩数、消費カロリーも記録することができる。3)ランニングコンピューター 腕に本体、胸部に心拍計、靴にストライドセンサーを取り付けることにより、心拍数・速度・距離・ペース・ケイデンス・ストライド・高度を測定することができる。
今年度はさらに実際の障害を持った小児(義足歩行をしている先天性下肢形成不全患者、二分脊椎による両下肢不全麻痺患者、下肢長不等の患者)を対象に、三次元動作解析装置、圧センサーを用いた歩行解析装置を用いて分析を行い、上記の日常生活における動作の分析との関連性検討に備えた。また、二分脊椎患者、骨系統疾患の患者、脳卒中後の片麻痺患者を対象に、下肢運動機能評価、姿勢コントロール、移動能力の推移、日常生活動作に関する検討など、上記研究を補強するデータを得た。来年度は研究の最終年度として、健常人、障害者ともに対象者数を増やし、日常生活における動作およびエネルギー消費の計測に最適な手法を検討する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 乳児期から15歳以降まで経過観察した開放性脊髄髄膜瘤門の移動能力2008

    • 著者名/発表者名
      芳賀信彦、滝川一晴、四津有人
    • 雑誌名

      Jpn J Rehabil Med 45

      ページ: 365-370

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 二分脊椎における非侵襲的下肢運動機能評価法の確立2008

    • 著者名/発表者名
      四津有人、滝川一晴、芳賀信彦
    • 雑誌名

      小児の脳神経 33

      ページ: 43-44

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Evaluation of postural control in qulite standing using center of mass acceleration2008

    • 著者名/発表者名
      Yu E, Haga N, et al
    • 雑誌名

      Arch Phys Med Rehabil 89

      ページ: 1133-1139

    • 査読あり
  • [学会発表] 骨形成不全症の日常生活動作、就学、就職について2009

    • 著者名/発表者名
      岡田慶太,芳賀信彦, ほか
    • 学会等名
      第24回東海小児整形外科懇話会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2009-02-14

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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