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2007 年度 実績報告書

バイノーラル録音を用いた病院の音環境が人体に与える影響に関する医工学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19650150
研究機関東北大学

研究代表者

市江 雅芳  東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (20193427)

キーワード病院の音環境 / バイノーラル録音 / ダミーヘッド
研究概要

現代の病院は、機能性が重視された結果、住環境としての配慮がほとんどなされていない。特に、集中治療室(ICU)、救急救命室(ER)などにおいては、重症患者は各種モニター機器を装着され、それらが発するアラーム音の渦の中で、ストレスの多い日々を過ごしている。また、医師や看護師が処置を行う際、器具の発する金属音が、患者に不快な音刺激を与えている。しかしながら、これらの騒音による音環境が、患者に与える影響については、ほとんど研究が行われていない。
本研究は、人体を模したダミーヘッドを用いたバイノーラル録音という手法によって病院の音環境を録音し、病院外の研究室に病室の音環境を再現する。この再現実験を健常被験者を対象に行うことで、病院の音環境が患者に与える影響を明らかにし、その対策について提言を行うものである。
平成19年度は、輸入業者の発注の関係で、ダミーヘッドの納品が大幅に遅れ、実験環境を整え予備実験としてバイノーラル録音ができるかどうかを確認するに留まった。
機材の準備が整ったため、本格的な実験は平成20年度に行う予定である。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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