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2009 年度 実績報告書

スキージャンプ診断システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19650167
研究機関山形大学

研究代表者

瀬尾 和哉  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (60292405)

研究分担者 村上 正秀  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (40111588)
仰木 裕嗣  慶應義塾大学, 大学院・政策メディア研究科, 准教授 (90317313)
キーワードスキージャンプ / 映像転送システム / テイクオフ / コーチング
研究概要

本研究では、スキージャンプのテイクオフ映像を飛翔直後にリフト下に戻ってきたスキージャンパとカンテ横のコーチボックスにいるコーチ間でジャンプ直後に共有できるシステムの構築を目指している。また、2009年8月に白馬ジャンプ台で行われたサマーグランプリを現地で高速カメラにより撮影し、解析した。
以下の成果を得た。
●スキージャンプ即時診断システム
システム開発に成功した。具体的には、アプローチから滑空に至るスキージャンパの動作を300コマ/秒で撮影し、撮影した動画をカメラからノートPC、PC-ビデオコンバーターを介して、無線映像伝送装置に送った。リフト乗り場には、映像受信装置で伝送された映像を受信する。これらにより、コーチボックスのコーチとリフト乗り場のジャンパが試技直後にスーパースロー映像を共有できるようになった。
●白馬サマーグランプリ高速カメラ撮影
白馬ジャンプ台において、外国勢も含め、一流選手のテイクオフから飛行中盤までの局面を高速カメラにより撮影した。その結果、以下を明らかにした。テイクオフ後の板迎え角や身体迎え角、前傾角を小さく抑えることが大きな飛距離につながる。上記した各角度を小さく抑えるためには、テイクオフ時により前方向に飛び出す、つまり、大きな前回りモーメントを加えることが必要である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 学会発表 (4件) 備考 (1件)

  • [学会発表] スキージャンプロボットを使用した動的流体力の測定と最適化2010

    • 著者名/発表者名
      瀬尾和哉、伊藤慎一郎、浅井武
    • 学会等名
      第6回JISSスポーツ科学会議プログラム・抄録集,p.55
    • 発表場所
      国立スポーツ科学センタ
    • 年月日
      2010-01-23
  • [学会発表] 高速度ビデオカメラの画像解析によるスキージャンプの飛型と飛距離の相関2009

    • 著者名/発表者名
      岩瀬祐人, 村上正秀, 平井伸幸, 瀬尾和哉, 仰木裕嗣
    • 学会等名
      日本機械学会ジョイントシンポジウム2009スポーツ工学&ヒューマンダイナミクス講演論文集,pp.391-396
    • 発表場所
      福岡工業大学
    • 年月日
      20091203-20091205
  • [学会発表] テイクオフ直後とランディング直前の過渡的過程のスキージャンプロボットに働く空気力の測定2009

    • 著者名/発表者名
      瀬尾和哉、高木直、三杉一也、伊藤慎一郎、浅井武
    • 学会等名
      日本機械学会流体工学部門講演会講演論文集,pp.517-518
    • 発表場所
      名古屋工業大学
    • 年月日
      20091107-20091108
  • [学会発表] スキージャンプの飛型に関する実験的研究2009

    • 著者名/発表者名
      伊藤慎一郎、瀬尾和哉、浅井武
    • 学会等名
      可視化情報Vol.29 Suppl. No.1, pp363-366
    • 発表場所
      工学院大学
    • 年月日
      20090721-20090722
  • [備考]

    • URL

      http://www.e.yamagata-u.ac.jp/~seo/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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