本年度は以下の二点について調査を行った。 1.墓地の整備状況に関する情報収集 墓地の整備状況に関する情報収集を行った。情報収集の手段としては、インターネットによる検索のほか、文献から情報を収集した。文献としては、墓地の整備状況そのものに関する資料を収集することに加えて、死者の埋葬に関する文化と現代社会における埋葬志向に関する資料も同時に収集した。 2.墓地の経営主体の違いがもたらす効果 全国の3都市の事例についてソフト面、ハード面の現状を調査し、特に公営墓地と民間経営の墓地の各々のメリットとデメリットを確認した。 これらの調査は次年度も継続して行う予定である。1.の情報収集では、内容を整理し、建築学的な枠組みから分析を加える予定である。2.の調査では、墓地の立地条件、墓地の施設の配置や整備状況などのおおよその傾向をまとめ、駐車場からの距離や勾配など空間の整備状況についても、調査を予定している。
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