研究概要 |
幼児期における食生活のあり方や栄養素摂取量についての社会的関心が高まる一方で、幼児期においてさまざまな栄養素や食品の摂取量を個人レベルで、ある程度の妥当性をもって推定するための調査方法は未だ構築されていない。本研究の目的は、これまでの研究において試作した3歳児用の簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ3y)の妥当性を検討し、栄養教育の現場で活用可能なプログラムの開発を行なうことである。 平成20年度は、平成19年度に行なった予備調査の結果をふまえ、調査票の再検討等を行い、家庭養育されている3〜5歳児61人(男児31人,女児30人)を対象に秤量食事記録法による食事調査を3日間行なった。この結果をもとに幼児が日常的に摂取する詳細な食品の種類及びそれらの食品を1回に摂取する代表的な重量等を求め、3歳児用の簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ3y)の妥当性を検討するためのゴールドスタンダードとした。
|