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2008 年度 実績報告書

染色体ペインティング法を利用したゲノム教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19650228
研究機関岡山大学

研究代表者

小倉 久和  岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00123232)

キーワードキク科F1雑種 / ネギ属雑種ワケギ / 染色体ペインティング法 / カラー化ゲノム教材
研究概要

キク科植物ホソバノセイタカギクからDNAを抽出し,ビオチンで標識してプローブとして,(ハマギク×ホソバノセイタカギク)F1植物の染色体標本に使用して,フルオレセイン・イソチオシアネイト(FITC)によって黄色に蛍光染色された9個のホソバノセイタカギク染色体とヨウ化プロピディウム(P1)によって赤色に染色された9個のハマギク染色体を,それぞれ分染した染色体ペインティング写真=ゲノミック・イン・シチュ・ハイブリダイゼーション(GISH)写真を得ることができた。また,ネギとタマネギとの雑種であるワケギ染色体のうち,ネギ由来の8個の染色体をFITCによって黄色に,タマネギ由来の8個の染色体をPIによって赤色に,分染した染色体ペインティング写真も撮影することができたので,これらの写真からGISH核型を作成した。これらの体細胞分裂の染色体ペインティング教材をゲノム概念理解のための教材として,教育学部附属中学校にて研究授業で使用したところ,中学校教科書に掲載されている従来の白黒のゲノム教材よりも,ゲノムの概念および細胞分裂での染色体の行動がより理解し易いというアンケート調査結果であった。今後,中学生,高校生たちのアンケート調査結果にもとづいて,より良い教材になるように改善するつもりである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] An Application of conventional and GISH karyotypes to biological education -An example of Compositae plants-2008

    • 著者名/発表者名
      小倉 久和
    • 学会等名
      アジア生物学教育協議会第22回隔年会議(AABE22)
    • 発表場所
      全日空ゲートタワーホテル大阪
    • 年月日
      20081121-20081124

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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