研究概要 |
本年度は,現在行っている大学1年生後期の必修「プログラミング」における学習カリキュラムの分析と,本研究で開発する学習教材,およびシステムの試験的な導入とその評価を以下の通り行った。 (1)H18年度の講義において収集されたデータに基づき,現状の講義のデザインおよび教材の検討 (2)初年度に新しい教材を導入する箇所(内容)の特定と,その方法について検討(担当:全員) (3)導入する学習教材の開発(担当:学習教材開発グループ) 特に,アルゴリズムを段階的に詳細化する際の語彙に着目し,問題領域の概念からプログラミング言語における概念にスムーズに移行できるよう配慮した。またアルゴリズム設計の各段階で,学習者に必要に応じて思考をガイドすることを考え,助言メッセージを設計した。 (4)導入するアルゴリズム学習支援システムの開発(担当:システム開発グループ)[3]の検討に基づき,システムで使用できるアルゴリズム表現マクロで用いられる語彙を調整した。 (5)開発途中の教材,およびシステムのレビュー(担当:全員)プログラミング初学者を対象として,開発した教材とシステムに対する評価実験を行い,一定の学習支援効果を持っことを確認した。 (6)導入する教材,およびシステムを加味した総合的な学習カリキュラムの検討(担当:学習教材開発グループ) (7)講義「プログラミング」実施(担当:伊東) (8)講義「プログラミング」の実施補助(TA)および,データ収集(担当:学習教材開発グループ) (9)大まかなデータ分析(第一毅階)とその検討(担当:全員)
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