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2007 年度 実績報告書

非同期型e-テストにおける公平性確保のための個人認証・監視システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 19650245
研究種目

萌芽研究

研究機関東京理科大学

研究代表者

赤倉 貴子  東京理科大学, 工学部, 教授 (80212398)

研究分担者 藤沢 匡哉  東京理科大学, 工学部, 講師 (10345431)
キーワードシステム開発 / eテスト / e-Learning / テストシステム / 非同期型 / 個人認証 / 監視システム / 遠隔教育
研究概要

インターネット上で時間的空間的に自由に行われる「非同期型テストシステム」(e.test)において、公平性確保のための「個人認証・監視」システムの基礎理論モデルを開発し、実際にシステムに搭載することが本研究の目的である。それは、単に代理ログインを不可能にする、いわゆる本人認証だけではなく、教室一斉テストと同様、受験者間の公平性が確保できる認証・監視機能を持つシステムである。テストでの個人認証は開始時と終了時にのみ認証を行うようなシステムでは不十分であり、テスト受験中常時本人確認ができなければならない。そのため、テスト受験中に常時得られるデータを利用して、常時本人確認ができるシステムを目指している。平成19年度は本研究の開始年度であり、e-test受験中に得られるどのようなデータが個人認証に利用できるかを検討することを中心として研究を進めた。具体的には、タブレットを用いて
(1)学習者(受験者)の文字筆記に関するデータ(筆圧、ペンの傾き等)を収集、分析
(2)マークシートを用いたテストを行い、そのときの筆記に関するデータを収集、分析
(3)筆記された文字またはマークの特徴量の収集、分析
(4)(1)(2)(3)のデータで個人認証を行う場合の手法の検討を行った。
(1)(2)(3)のデータは、それぞれに本人確認が可能であった。より精度を高めるためには、いくつかのデータの組み合わせとその特徴量の算出が必要であると考えられたことから、平成20年度には、どのようなデータを組み合わせるのが最も適当かを実験及びシミュレーションを通して決定し、実際に時系列でデータを収集して、テスト受験中、常時本人確認を行うためにはどのようにすればよいかを検討する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] e-Testにおける個人認証に利用可能な筆記データの検討-マークシートデータの分析-2007

    • 著者名/発表者名
      菊池伸一、赤倉貴子
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 107(327)

      ページ: 29-32

  • [雑誌論文] A Construction of High Rate Quasi-Cyclic Regular LDPC Codes from Cyclic Difference Families with Girth 82007

    • 著者名/発表者名
      Masaya Fujisawa, Shojiro Sakata
    • 雑誌名

      IEICE Trans. Fundamentals E90-A(5)

      ページ: 1055-1061

    • 査読あり
  • [学会発表] e-Testにおける個人認証のための基礎的検討-受験者の筆記データの利用-2007

    • 著者名/発表者名
      菊池伸一、赤倉貴子
    • 学会等名
      日本教育工学会第23回全国大会
    • 発表場所
      早稲田大学所沢キャンパス
    • 年月日
      2007-09-24

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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