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2008 年度 実績報告書

接続期を意識したメディア・リテラシー教育の幼小連携カリキュラムの開発と実践

研究課題

研究課題/領域番号 19650248
研究機関昭和女子大学短期大学部

研究代表者

駒谷 真美  昭和女子大学短期大学部, 子ども教育学科, 准教授 (20413122)

キーワードメディア教育 / メディア・リテラシー / カリキュラム開発
研究概要

本研究の目的 本研究の背景として、博士論文(お茶の水女子大学大学院,2006,駒谷)で、幼児期と児童期それぞれの時期に適応したメディアリテラシー(以下MLと略す)教育を日本で初めて開発し、「ML教育と子どもの生態学的環境モデル」を構築した。更なる研究の萌芽を育成する視点から、幼児教育と小学校教育の場でのML教育の普及を期待している。その方略として、教育学的視点から幼稚園年長児から小学校1年生までを対象に、接続期を意識したML教育の幼小連携カリキュラムを開発し、実践するのが目的である。
本年度の計画 本年度は、次の2項目を計画し実践した。平成19年度は、米国でのML教育のカリキュラムとレッスンスタディの技法を現場で研修し、本研究のカリキュラム試案をまとめた。平成20年度は、カリキュラムの一環として【接続期前期】プロジェクトを実践した。
(1)プロジェクト開発(決定案段階) 4月から9月まで
・平成19年度に作成したプロジェクト試案と協力園の教育課程を照合し、年長児対象のプロジェクトの決定案を先生方と協力し完成した。
・プロジェクトの効果を測定するために、事前事後アンケートとインタビューの項目を吟味した。
(2)プロジェクト実践(玉川学園幼稚部年長児クラスでの実践)10月から3月まで
・【接続期前期】プロジェクト「メディアであそぼ!」(遊びのCMを作ろう!)を実践した。グループごとに自分たちの好きな遊びについて15秒CMにまとめ、テレビ枠に入って発表した。
・事前事後アンケートを実施し、効果を量的分析した。実践の様子はデジタルビデオカメラで記録し、子どもたちや教師のインタビューはICレコーダーで収録し、テープ起こしをして質的分析した。子どもたちのMLの気づきが表出し、プロジェクトの効果が得られた。
実践の模様は、テレビ朝日がドキュメンタリー形式で記録し番組で紹介された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 「メディアであそぼ! 」〜メデイアリテラシー教育の幼小連携プロジェクトの効果研究について〜2009

    • 著者名/発表者名
      駒谷真美
    • 学会等名
      メル・プラッツ
    • 発表場所
      東京大学大学院情報学環福武ホール
    • 年月日
      20090320-20090321
  • [備考] テレビ朝日「はい!テレビ朝日です」「幼稚園児のメディアリテラシー!?」平成21年3月1日放送

    • URL

      http://www.tv-asahi.co.jp/hai/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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