研究課題
本申請研究では環境修復そのものの手法ではなく環境修復後の標的環境の正常化を目指している。その手法として環境修復に利用した生物を環境修復後に系から除去するための手法として、分子レベルで制御が可能な細胞死スイッチを構築し、それを道具として使用する微生物に導入することで環境修復と環境修復後の正常状態への復帰を目指す。本年度の研究では、細胞死スイッチのためのモデル系構築を目標とし、具体的には全生物において普遍的に存在し、かつ、必須の酵素であるリボヌクレアーゼPという酵素を細胞死のための分子スイッチとしての利用を検討した。昨年度において酵素内のP3ドメインと呼ばれる部位を利用した酵素活性制御の系の構築を進めてきたが、より確実な活性制御を行うことと、より簡便な制御手段へと発展させるために酵素内の別の部位を利用した活性制御手法を併せて検討してきた。その結果としてP12ドメインと呼ばれる基質認識に関わる部位を利用することでこれまで
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件)
The Journal of Biochemistry 145
ページ: 151-160
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry (印刷中)
Nucleic Acids Symposium Series No. 52
ページ: 207-208