研究課題
萌芽研究
●複合ナノ粒子の合成 放射線還元法(γ線と電子線)で貴金属二元系の複合ナノ粒子材料を合成し、カーボンあるいはセラミックスのナノ粒子上に担持させた粉末試料を合成した。 照射時に加える鎖化剤、pH調整などの工夫を施した。●複合ナノ粒子の内部構造の解析 得られた複合ナノ粒子をX線回折、電子顕微鏡、ICP化学分析の手法を用いてキャラクタライズした。パルス吸着能も測定した。●XAFS法による解析 SPring8とPF(高エネルギー加速器研究機構物質構造研究所)の共同利用によって、得られた試料を測定した。2元素の複合化の様子をXANESで、配位原子種・配位数の情報をEXAFS法で解析した。●触媒活性の測定 得られた触媒材料の触媒としての活性を評価した。次の二つを評価した。(1)直接メタノール酸化電極反応(PtRu系):調製したナノ粒子材料を電極触媒として、LSV(linear sweep voltanmetry)法で活性を測定した。既設の電気化学測定機器に接続する治具を調達し、自ら測定を行えるように整備した。(2)一酸化炭素の酸化(PtCu系):空気中に含まれるCOの還元触媒活性をガスクロで測定した。ナノサイズ効果としてharutaらの報告値より優れた特性を確認した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)
Proc. Mater. Res. Soc. 1056E
ページ: HH03-25
Applied Catalysis A: General, 326
ページ: 194-201