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2007 年度 実績報告書

左巻きらせん状植物繊維を鋳型とするギガ・テラヘルツ帯域マイクロコイルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19651063
研究機関東京工業大学

研究代表者

彌田 智一  東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (90168534)

キーワード維管束植物 / 維管束らせん紋 / ギガヘルツ・テラヘルツ / 微小マイクロコイル / ベニカナモチ / ハス / スイートピー / 無電解メッキ
研究概要

本研究では、維管束植物の道管壁らせん紋をテンプレートとするフリースタンディングなマイクロコイルの大量生産を実現し、ギガヘルツ・テラヘルツ周波数帯域における電子材料の開発を行うことを目的とする。微小マイクロコイルのサイズは共鳴周波数を決定する重要な構造因子である。中学校などの生物実験で簡単に光学顕微鏡によって容易に確認できる茎や葉中のらせん紋は、数十ミクロンのコイル径をもつ。また、植物の種類やその部位に特有のコイル径・コイルピッチをもつことが知られている。花弁からはさらに一桁小さいコイル径をもつらせん紋が観察されている。そこで、各種維管束植物からの道管壁であるらせん紋の単離方法を確立し、茎、花弁、葉などの部位依存的なサイズの検討、および得られたらせん紋をテンプレートとする表面導電化プロセスの開発を試みる。初年度は、ベニカナモチの葉、ハスの地下茎、スイートピーの花から維管束らせん紋の採取方法の確立と電子顕微鏡観察を行った。さらに、採取した維管束らせん紋の無電解メッキによって、銀、銅、ニッケルの各種導電性マイクロコイルを作製した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] 微小構造体並びに微小螺旋構造体の製造方法2008

    • 発明者名
      彌田智一, 他3名
    • 権利者名
      東京工業大学・住友金属鉱山(株)
    • 産業財産権番号
      特願2008-067365
    • 出願年月日
      2008-03-17

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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