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2009 年度 実績報告書

沖縄のユタ等の精神文化とウタキの自然についての研究-環境倫理学等の視点から-

研究課題

研究課題/領域番号 19652004
研究機関琉球大学

研究代表者

浜崎 盛康  琉球大学, 法文学部, 教授 (30208574)

研究分担者 安次嶺 勲  国立大学法人琉球大学, 法文学部, 非常勤講師 (10510612)
キーワード沖縄の精神文化 / ユタ / 沖縄と仏教 / 奄美と仏教 / ウタキ / 自然観 / スピリチュアリティ
研究概要

本年度は本研究の最終年度であり、交付申請書に記載したように、以下の諸点について、研究を進め、基礎的な、あるいは諭文を執筆するなどの一定程度の成果を得た。
・ 沖縄において、南風原町等の都市地区および近郊のウタキにおいては、公園化することでウタキと自然の保全が図られていることが多いことが明らかになった。
・ 沖縄と奄美において、引き続きユタ等へのインタビューを行い、自然をカミとするユタの自然観の一端を知る基礎的知見を得た。これは、同時に、科学的な自然観だけではなく、宗教的な自然観、あるいはスピリチユアルな自然観の重要性を示すものである。
・ 沖縄と奄美の精神文化、宗教についての研究の一環として、仏教的な観点、特に真言宗、臨済宗、浄土真宗の観点からの分析を行い、仏教のユタ観、ユタの仏教観について論文を書き、まとめた。また、特に奄美について、研究成果報告書を作成した。
・ スピリチュアリティについての研究を進め、ユタとスピリチュアルケアについて、学会発表を行った。また、スピリチュアリティに関する一つの仮説を立てることができた。
・ シャーマニズム全般について研究を進め、ユタを沖縄を中心としながらも、広い視野から考察する墓礎的な知見を得た。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] サンパウロ市における沖縄県系人の四十九日のミサ2010

    • 著者名/発表者名
      浜崎盛康
    • 雑誌名

      移民研究(琉球大学国際沖縄研究所移民研究部門) 第6号

      ページ: 71-82

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 奄美名音における仏教信仰の変遷-法華信仰から弘法大師信仰へ-2010

    • 著者名/発表者名
      安次嶺勲
    • 雑誌名

      沖縄県立芸術大学紀要 第18号

      ページ: 107-119

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ユタと首里十二支寺2009

    • 著者名/発表者名
      浜崎盛康
    • 雑誌名

      人間科学(琉球大学法文学部人間科学科紀要) 第24号

      ページ: 1-30

  • [学会発表] ユタとグリーフケア2009

    • 著者名/発表者名
      浜崎盛康
    • 学会等名
      日本スピリチュアルケア学会
    • 発表場所
      聖トマス大学(兵庫県)
    • 年月日
      2009-11-11

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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