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2008 年度 実績報告書

沖縄の都市空間の文化論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19652015
研究機関沖縄県立芸術大学

研究代表者

久万田 晋  沖縄県立芸術大学, 付置研究所, 教授 (30215024)

研究分担者 波平 八郎  沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 准教授 (40279427)
梅田 英春  沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (40316203)
喜屋武 盛也  沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 講師 (10345241)
キーワード美学 / 沖縄 / 都市文化
研究概要

平成20年度は、前年度の調査実績をもとにさらに調査研究を推進した。引き続き全体組織を音楽芸能班(久万田)、美術班(喜屋武)、文学班(波平)、観光文化班(梅田)に分け、互いに緊密な連携をとりながら研究の実施にあたった。
1)音楽芸能班は、那覇市周辺の都市部における戦後の音楽芸能関連産業・施設の展開について資料的調査を行い、特に復帰前の米軍基地内のクラブにおける音楽家の活動に集中して資料収集と聞き取り調査を行った。2)美術班は、昨年に引き続き、沖縄において存在する(した)美術館、博物館、民間ギャラリー等の展示スペースについて、歴史的事実を確認した。3)文学班は、大衆文学の作品を資料調査の対象とした。具体的な作家として池澤夏樹、桐野夏生、花村萬月、池上永一など、いわゆるカノン(正統な作品)としての“沖縄文学"の範疇に入らない作家の作品の調査を行った。4)観光文化班は、音楽芸能班と連携して那覇市国際通りを中心とした地域における戦後の「おみやげ屋」の歴史的展開を調査した。この調査をもとに、おみやげ品としての「観光文化」「ツーリスト文化」の生成について研究を行った。
これらと平行して、文学班、観光文化班で1回ずつ日本本土(東京)へ国内出張を行い、都市論的考察の基礎データを収集した。平成21年2月に沖縄県立芸術大学において全体会議を開き、各班の調査研究の進捗状況を報告すると共に今後の調査研究方針について討議した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] エイサーの広がり2008

    • 著者名/発表者名
      久万田晋
    • 雑誌名

      『沖縄市のエイサー-伝統の継承者たち-』(沖縄市立郷土博物館第36回企画展図録)

      ページ: 61-71

  • [雑誌論文] 芸能の島か癒しの楽園か? バリ観光における芸能の行方2008

    • 著者名/発表者名
      梅田英春
    • 雑誌名

      『アジア太平洋の人的移動』SAKUTA

      ページ: 24-41

  • [学会発表] 都市化と村踊り〜宜野湾マールアシビの事例から〜2008

    • 著者名/発表者名
      久万田 晋
    • 学会等名
      村踊りフォーラム<村踊りの伝承とその役割第4回村踊りの役割>
    • 発表場所
      恩納村博物館
    • 年月日
      2008-10-25
  • [学会発表] メランコリーの系譜2008

    • 著者名/発表者名
      喜屋武 盛也
    • 学会等名
      沖縄県立芸術大学美術工芸学部芸術学専攻教養講座
    • 発表場所
      沖縄県立芸術大学
    • 年月日
      2008-10-09

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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