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2009 年度 実績報告書

持続可能性の内容重視日本語教育における意識分析に基づく学習のデザインの基礎の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19652045
研究機関筑波大学

研究代表者

岡崎 敏雄  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (00194340)

研究分担者 嶺井 明子  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (80209840)
一二三 朋子  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (30316872)
キーワード持続可能性 / 内容重視 / 持続可能性教育 / リベラルアーツ / 学習のデザイン / 日本語教育
研究概要

本研究は、持続可能性の内容重視日本語教育における学習者意識の変容を分析する。持続可能性とは、グローバル化のもとで加速化する環境危機、開発、貧困、雇用・社会保障不安等の諸困難により持続不可能な、個人・社会の転換を目指すライフスタイル、社会経済のあり方を指す。
従来の内容重視の言語教育は、専門学習の準備として行われてきた。国内外でグローバル化への対応に向け、教育の専門化・細分化による産業界即戦力養成が急である。このような専門化・細分化に対して個人のライフスタイル、社会経済の転換など人としての生き方に関わるジェネラルな教育を横断的カリキュラムで行う教育システムの形成が必要である。本研究の対象となる日本語教育は、そのようなリベラルアーツ教育を目指す場として実現する点に独創的な価値がある。
本研究では、従来取り上げられなかった学習者が持続可能性と自分との関連(レラヴァンス)を見出す切り口を多面的に設定する日本語教育により促される意識の変容を取り上げる一例(グローバル化に対応するための構造改革による雇用・社会保障上の不安等)持続可能性の社会レベルでの揺らぎに対する(「就職・子育ての選択」「就職と直結する専門学習など」学習者が迫られる切実な問題に対する「問い」(自分はどんな生き方をしていくのか(行動基準)など)の切り口。その問いを考える手がかりとして、日本語による資料・文献の読み、ビデオ視聴、タスク活動、内省レボート記録を実施し、分析結果を公刊した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 言語生態学に基づく持続可能性日本語教育方法論-生存を主題とする学習のデザイン-2010

    • 著者名/発表者名
      岡崎敏雄
    • 雑誌名

      文藝言語研究 言語篇 57

      ページ: 75-122

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 生態場における生態学的意味の生成-第三段階:意志の形成段階における生成-2010

    • 著者名/発表者名
      岡崎敏雄
    • 雑誌名

      日本語と日本文学 50

      ページ: 1-17

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 持続可能性教育としての日本語教育の学習のデザイン-類個の育成-2009

    • 著者名/発表者名
      岡崎敏雄
    • 雑誌名

      文藝言語研究 言語篇 56

      ページ: 73-92

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 生態場における生態学的意味の生成-第一・第二段階の生成-2009

    • 著者名/発表者名
      岡崎敏雄
    • 雑誌名

      筑波応用言語学研究 16

      ページ: 1-14

  • [図書] 言語生態学と言語教育-人間を支えるものとしての言語2009

    • 著者名/発表者名
      岡崎敏雄
    • 総ページ数
      266
    • 出版者
      凡人社

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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