研究課題/領域番号 |
19652054
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
山下 早代子 明海大学, 外国語学部, 教授 (90220334)
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研究分担者 |
ユングハイム ニコラス 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30164528)
川手 ミヤジェイエフスカ 恩 明海大学, 聖学院・人文学部, 講師 (60398542)
グティエラス ティモシー 東海大学, 外国語教育センター, 講師 (50411260)
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キーワード | 語用論習得 / e ラーニング / 英語教育 / 異文化交流 / 英語学習者 / 教材開発 / 発話行為 / ホームステイ |
研究概要 |
本研究では、英語語用論の“理解"の過程を習得の重要なステップと捉え、学習者(日本人)が、どのように第二言語(英語)の語用論を理解するか、語用論に関係する英語の誤解や取り違えはどのような頻度でなぜ起こるのか、を明らかにし、日本人学習者の英語語用論の理解を助けるような、マルチメディアeラーニング教材の開発を研究課題としている。 20年度は19年度にパイロット調査により作成した誤解のカテゴリー一覧表にしたがってeラーニング教材用のストーリーあるいはプロットをいくつか作成した。ストーリーごとに作成した素材をもとに、日本語(山下・川手)、英語(Jungheim)のスクリプトを作成した。 eラーニング教材の提示方法として、“セカンドライフ"(Second Life)形式、ビデオ動画、イラスト、まんがなどを調査し、継続して最適の素材を検討した。本年は、昨年度に引き続き“セカンドライフ"の考え方を利用したeラーニング教材の可能性を探ったが、“セカンドライフ"を実際に利用するには、さまざまな制約が生じることがわかった。そのため、20年度後半では、さらに効果的な形式を探った。 海外、国内のコンピュータを使った語学教育に関する学会(CALL関係)において中間発表を行なった(業績参照)。国内外の学会では、“セカンドライフ"を利用した教材開発と模索が盛んに行われているが、実際に使用する場合の問題点を確認できたのは、本萌芽研究の意義・重要性と考えることができる。
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