研究課題
萌芽研究
初年度である今年度は、西ケニアにある二つのろう者のためのセカンダリースクール、すなわち、Saint Angela Mumias Secondary School for Deaf GirlsとKuja Special Secondary School for the Deafおよびケニア中央地域にあるReverent Muhoro Secondary School for the Deafを訪れ、そこで、過去に在籍した近隣諸国出身の生徒の出身国、在籍者数等のデータを調べた。学校および本人の承諾を得て、現在在籍する生徒のうち、2007年8月及び9月時点で会える生徒を対象に聞き取り調査をおこなった。その結果わかったことは、1998年頃まではウガンダからまとまった数の学生が留学していたが、その後、この数は減り、最近は、難民キャンプを経由して、スーダンの学生が1学年に複数人数在籍していること、異なる手話(ケニアvs.ウガンダvs.タンザニア等)によるコミュニケーションの問題は大きくないものの、出身国の学校言語(音声言語)の違いにより(ケニア・ウガンダでは英語、タンザニアではスワヒリ語)、セカンダリーでの科目の習熟度に大きな差が出ていることである。次年度は、ウガンダ及びタンザニア出身の卒業生の追跡調査をおこなう予定である。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
The Proceedings of the 15th World Congress of the World Federation of the Deaf. Madrid, Spain. (印刷中)
ページ: (全11ページ)