研究分担者 |
山崎 晶子 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (00325896)
井田 靖子 (菅 靖子) 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (20312910)
五十嵐 素子 光陵女子短期大学, 国際コミュニケーション学科, 准教授 (70413292)
伊藤 博明 埼玉大学, 教養学部, 教授 (70184679)
坂本 佳鶴恵 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (60201521)
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研究概要 |
この研究は,多層的なコンテキストにおいて人々が相互行為(インタラクション)において行う評価という側面から,文化や技術の伝承という問題を考えていこうというものである、この研究では、ロサンジェルスのリトル東京にある「全米日系人博物館」,埼玉大学近辺にある「S保育室」の2つのフィールドを主な研究対象とする。 1保育園での研究保育園での研究では,留学生の子どもが3分の2以上を占めるS保育室で,こども同士のやりとりや,保育者とこどものやりとりをビデオ撮影し,相互行為分析の手法で分析した。特に,「ジェンダー」や「丁寧さ」が,ことばと身体的行動のやりとりのなかで,どのように社会化されるかを分析した。また,子どもの食事場面をビデオ撮影し,分析を行った。この成果は,研究分担者の五十嵐素子が埼玉大学主催のシンポジウムで発表した。また研究協力者の埼玉大学産官学連携研究員の三橋弘次とMatt Burdelskiが,語用論学会と全国語学教育学会で発表した。 2全米日系博物館の観客の相互行為の様子をビデオ撮影し,相互行為分析の手法で分析した。比較のため,大原美術館でのビデオデータの分析も行った。この分析では,身体的行動が,ことばとどのようにして結びついているかを明らかにした。この成果は,全米日系博物館のキュレーターや設立に関わった人を招待し,津田塾大学で2008年1月に開催した「Workshop on Japanese American Museum」で発表した。
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