研究課題
萌芽研究
茨城県南部の農村をフィールドにして、第二次大戦の戦前・戦中期-特に1930~40年代-にその地で暮らしていた一人の農村青年の日記を資料として、その生活史を社会構造の変容に重ね合わせながら明らかにした。そこでは従来のような統合論や農民支配論だけでは論じきれない農村青年の主体性と煩悶が見出され、またそれが社会構造の変容、ひいては20世紀全般の農村社会構造の歴史のなかでどのように位置づけられるのかを明らかにしたのである。
社会科学