標記研究課題に関する平成20年度に達成された研究実績を下記の通り報告する。 1. ライフレビュー・インタビューの完了と学会発表:NPO法人「北米在外被爆者の会(NABS)」の協力によるライフレビュー・インタビュー計23名を完了。インタビューは逐語録化され、質的分析ソフトMAXQDAによって継続中。データ分析の一部は、2008年11月、International Society for Traumatic Stress Studies(ISTSS)において発表した。 2. サーベイ調査のデータ分析:135名のデータ分析を継続。このデータ分析に基づき論文1本を推敲(「高齢化する在米被爆者の実態調査:被爆による身体的・心理的・社会的影響の包括的理解と政策および研究課題」)。『人間福祉学研究』に投稿済み。もう1本の論文のドラフト(「在外被爆者支援事業再考:在米被爆者のサービス利用状況に着目した援護政策提言」)を完成。 3. 著書原稿作成:仮タイトル“Falling through the Cracks of Two Nations:Aging Japanese American Atomic-Bomb Survivors"の原稿執筆。
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