• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

職業問題に関するラフ集合アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 19653062
研究機関首都大学東京

研究代表者

山下 利之  首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (90191288)

研究分担者 山際 勇一郎  首都大学東京, オープンユニバーシティ, 准教授 (00230342)
キーワードラフ集合 / 職業 / 意思決定 / 職業選択 / 質的比較分析 / ブール代数 / 心の硬さ / ソフトコンピューテヂィング
研究概要

人は人生の大半を特定の職業に就いて過ごす.したがって,就業は個人の人生にとって極めて大きな意味を持つが,特に2つの時期において重要である.一つは,学校卒業時における就職活動であり,そのときの職業選択,就職先選択が比較的長い将来までその個人の生活,人生を規定するので,慎重な意思決定支援が求められる.もう一つは,リストラ等による中高年離職者の再就職活動であり,若年層とは異なる問題を抱え,その就業活動支援は心理的に慎重な対応が求められる.ところで,Z.Pawlak (1982,1991)の提唱したラフ集合分析は,ある結果をもたらす原因の組合せを抽出するひとつの手法であり,職業に関して抱える若年層および中高年層の問題をもたらす心理的要因を把握する有力な手法であることが示されたので,本研究では,若年層の職業未決定,職業人生設計に関する問題,中高年求職者の再就職支援などへの応用を発展させた.また,比較文化的研究として,日本の隣国であり,日本と同様にアメリカの影響を受けて発展してきた韓国においても質問紙調査を実施して,日本における状況と比較分析を行った.韓国の大学生に関する調査では,釜山の東義大学校(Dong-Eui University)劉亨淑(Hyung-Sook You)准教授の協力のもとに質問紙調査を行った.中高年齢者に関しては,過去に収拾した質問紙データを用いて,これまでの職業生活を支えてきた動機づけ,心の硬さ,再就職活動意識に関する関係について,ラフ集合による分析を進め,支援システムへの応用の基礎的知見を得た.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Effects of video games on aggression and vocational in decision in college students2009

    • 著者名/発表者名
      Toshiyuki Yamashita, Ahmad Eibo, & Shiro Masuda
    • 雑誌名

      首都大東京人文学報, No. 410 (心理学50) 50

      ページ: 15-26

  • [学会発表] Construction of an interactive support system for career decision making using rough sets2008

    • 著者名/発表者名
      Ahmad Eibo, 山下利之
    • 学会等名
      Joint 4th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 9th International Symposium on Advanced Intelligent Systems
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2008-09-07

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi