研究概要 |
H19年度の前期は,質問紙や小アンケートの作成や機材の準備,他大学での調査実施の打合せなどの準備作業をおこなった。また,PCや録音機器などを購入,セットアップし,後期からデータ収集の準備を行った。 H19年度の後期は,授業を利用して暫定的な授業プログラムを実施した。授業の参加者は14名で,3つのグループを形成した。 この授業において,初回に受講者に対して研究への協力依頼を行い,書面によるインフォームド・コンセントを得た。結果として,全員から承諾を得た。また心理尺度や妥当性についてのイメージや予備知識を尋ねる質問紙を実施した。また小アンケートを実施して,授業前に抱いていた尺度作成や妥当性に対する認識を記録した。グループ作業開始後は,討議時の発話をICレコーダーで記録した。ほかに,随時更新される尺度仕様書を,そのつどコピーして保存した。後期の途中,2回にわたって討議風景を写真に記録した。撮影にあたっては,改めて授業参加者の同意を得た。グループや個人に関して収集した資料は個人ごとにポートフォリオにまとめた。録音データはアルバイトに依頼して,テープ起こしをしておいた。 また,他大学で心理学を学ぶ2年生に対しても,ほぼ同じ時期に同じ質問紙を実施した。収集したデータは数値ファイル化したほか,質問紙そのものをpdfファイル化した。 H19年度は,これらのデータ収集に費やし,データの分析はH20年度の前半に行う。
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