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2007 年度 実績報告書

高齢者のうつに対する集団認知行動療法の地域における実践研究

研究課題

研究課題/領域番号 19653079
研究機関同志社女子大学

研究代表者

日下 菜穂子  同志社女子大学, 現代社会学部, 准教授 (70309384)

キーワード高齢者 / うつ / 認知行動療法 / うつ予防
研究概要

(1)高齢期のうつの背景要因についての調査
高齢期のうつ病の予防と治療に効果的な認知行動療法のプログラムを作成するために、高齢者のうつの背景要因を把握することが必要だと考えられる。そこで、地域在住の65歳以上の高齢者を対象に調査を実施し、高齢期のうつ病の背景要因を検証した。本調査では、背景要因の中でも高齢期のうつ病と関連する心理社会的要因として健康状態と自動思考を取り上げ、相互の関連性を検証した。その結果、いずれにも密接な関連が認められた。高齢者を対象に介入する際には、高齢者を取り巻く生活全般を包括的に理解し認知の変容を目指す介入方法の検討が必要だと考えられる。この調査の実施と結果は同志社女子大学学術研究年報に「高齢者の抑うつ症状と健康状態および自動思考の関連」(日下,2007)としてまとめた。
(2)高齢期のうつに効果的なプラグラムの検討
うつ傾向のある11名の高齢者に対する集団認知行動療法の効果測定の結果、BDI-II、うつに関する知識、活動量において改善が認められた。この結果をもとに、高齢者の情緒に働きかける心理療法として認知行動療法を取り上げ、著書「高齢者のための心理学」(小林芳郎編著,2008)の「高齢者の心理療法-認知行動療法的な援助」に紹介した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢者の抑うつ症状と健康状態および自動思考の関連2007

    • 著者名/発表者名
      日下 菜穂子
    • 雑誌名

      同志社女子大学学術研究年報 58

      ページ: 71-75

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://ikiikidwc.blog61.fc2.com/

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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