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2009 年度 実績報告書

医学教育從事者の専門職研修に関する成人教育学的実踐研究―教育学専攻者を中心に―

研究課題

研究課題/領域番号 19653089
研究機関京都大学

研究代表者

渡邊 洋子  京都大学, 教育学研究科, 准教授 (70222411)

キーワード医学教育 / 専門職教育 / 生涯継続教育 / 教育専門家 / キャリア形成
研究概要

本研究は、イギリスの医学教育の現場で、教育学専攻者がスタッフの一員としてどんな仕事を担い、いかなる役割を果たしているか、求められる資質や能力は何かなどを、実地の現場見学とヒアリング、当事者や関係者のインタビューなどから考察・検討したものである。具体的には、(1)ロンドン調査、(2)国際シンポジウム開催、(3)「医療と教育を考える勉強会」での異業種交流、(4)その他の関連する活動を行った。(1)4回のロンドン調査(2007年6月、2008年4月、2009年3月、2009年10月)では、医学教育改革の近年の動向や非医療系教育専門家(non-medical/clinical educationalist)をめぐる情報収集やヒアリング、ロンドン大学教育研究所とロンドン厚生局の協力提携による医療者教育修士課程(Master of Artsin Clinical Education)に関するヒアリングや参与観察、医療系・非医療系の教育専門家へのインタビュー、医療者教育ワークショップの参与観察、国際シンポジウムの打ち合わせを行った(現地調査協力者15名うち日本人2名)。(2)2008年11月13日、にロンドンの教育研究所・厚生局からお二人を招聘し、京都大学で日英国際シンポジウム「イギリス医学教育の動向と新たなチャレンジ-ロンドン大学教育研究所の取り組みから」を実施し、2009年3月に報告書を刊行した。(3)の勉強会では本研究の経過報告を数回行い、平出敦教授(京都大学医学教育推進センター長、本研究の研究助言者)をはじめとするメンバーの協力がシンポジウム開催を円滑にした。(4)他の活動では、日本医学教育学会研究大会での情報収集活動や同教育専門家養成検討委員としての関与、医学教育セミナーなど指導医の研修機会への参加、東京女子医科大学での調査を行った。以上の成果は資料とともに2010年3月、研究成果報告書(全232頁)として刊行した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 医学教育において非医療系教育専門家が果たす役割とその意義2010

    • 著者名/発表者名
      渡邊洋子
    • 雑誌名

      京都大学生涯教育学・図書館情報学研究 第9号

      ページ: 1-13

  • [図書] 医療教育従事者の専門職研修に関する成人教育的実践研究-教育学専攻者を中心に2010

    • 著者名/発表者名
      渡邊洋子
    • 総ページ数
      232
    • 出版者
      研究成果報告書 : 平成19年度~21年度科学研究費補助金 (萌芽研究) 研究代表者 : 渡邊洋子

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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