研究課題/領域番号 |
19653102
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
白石 大介 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (50154357)
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研究分担者 |
岩崎 久志 流通科学大学, サービス産業学部, 准教授 (40341010)
小谷 正登 関西学院大学, 教職教育研究センター, 准教授 (80368456)
来栖 清美 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (10368813)
藤村 真理子 武庫川女子大学, 教育研究所, 助手 (10411985)
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キーワード | 生活病理 / 生活臨床 / 臨床教育学 / 生活習慣 |
研究概要 |
平成20年度における「生活病理・生活臨床に関する臨床教育学的調査研究」では、1年目の乳幼児期の調査についで、小学校の学童期を調査対象とした。A市の小学校12校の協力を得て、小学校生徒、保護者、教員と三者を対象にした。目下、小学校1年生から6年生まで約7,600名あまりの有効回答について解析中である。 なにぶんにも数量が多いため、乳幼児期の調査結果についても解析中であるが、生活習慣つまり、睡眠・食事・運動(遊び)などを機軸とした要因の中でもとりわけ睡眠に関する調査結果を重視した。「食育」運動のスローガンもあってか、睡眠が軽視される中(調査結果から「睡眠重視」は約25%、「食事重視」は約65%という保護者の回答を得ている。)、「睡眠」の調査結果を重視した。特に、十分な「良質」睡眠とは何か。いろいろと議論の及ぶところであるが、ポイントとしては、「朝の目覚め」がよいかどうかを、本研究においては指標とした。まずは、「朝の目覚め」がよいについて、「高群」「中群」「低群」とに分け、クロス集計を行なった。その結果、カイ二乗検定の0.1%水準の危険性をもっていろいろ結果が出た。例えば、「朝の目覚め」のよい児童は朝食も積極的にとる、挨拶も進んでするなどの結果が判明した。日本人は、睡眠を軽視しがちなところがあるという国際比較もあるが、なによりも子どもの心身の成長にとって、まずは、睡眠が重視されなければならない。
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