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2008 年度 実績報告書

学区で取り組む品性教育の研究者による支援と成果・問題点の分析

研究課題

研究課題/領域番号 19653109
研究機関広島大学

研究代表者

青木 多寿子  広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10212367)

研究分担者 橋ヶ谷 佳正  岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50252945)
宮崎 宏志  岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (30294391)
山田 剛史  岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10334252)
新 茂之  同志社大学, 文学部, 准教授 (80343648)
キーワード品性・品格教育 / 学区全体の取り組み / 教師のエンパワーメント / 教育委員会 / 外国人による日本の実践コメント / 翻訳実践資料の作成
研究概要

東京都のA区が取り組み始めた人格の完成を目指した品性・品格教育を研究者で支援するのが,本研究の目的である。
本年度は,研究指定校が取り組みを終え,学区の全小中学校で準備期間としての取り組みを始めた年である。この研究では,児童・生徒の規範意識とweU-beingの関係について調査によって数値的な規範意識の変化を示すことを一つの目的にしている。今までにA区が取り組みを始める前の段階で1回,1年後に1回アンケートを実施した。そして2年度に当たる本年に3回目の調査を実施している。このデータを来年はまとめることになるが,本年までの結果は,教育委員会に報告した。
その他,アメリカでCharacter Educationを広める先駆的な役割を果たしたボストン大学の人格教育と倫理センターの先生をお招きし,A学区の取り組みについて,コメントを頂く取り組みもしている。平成21年1月に前センター長,前々センター長をお招きし,A区の学校を訪問し,コメントを頂いた。その結果,日本が従来取り組んできた,掃除や係の仕事,生き物を飼うこと,花を育てる・ことなど,そしてこの学区が取り組む「日本語」教育は,重要なCharacter Educationであるとのコメントを頂いた。さらに,教師の専門性を高めると,授業プランとカリキュラムを洗練させることが可能になること,保護者との連携,保護者の教育の機会を増やすために,図書を充実させればよいとのコメントを頂いた。
来年度は,これらの報告書をまとめるとともに,地域の保護者への講演会で成果を報告する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 社会の一員として判断を下す能力を高める道徳教育2008

    • 著者名/発表者名
      宮崎宏志
    • 雑誌名

      道徳性発達研究 3

      ページ: 23-29

    • 査読あり
  • [学会発表] 積極的生徒指導を考える-社会性と情動の学習(SEL)品性・品格教育(Character Education)の実践例をもとに-2008

    • 著者名/発表者名
      青木 多寿子
    • 学会等名
      日本教育心理学会第50会総会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2008-10-13
  • [学会発表] Character strengths and the relationship with well-being for children and students in Japan.2008

    • 著者名/発表者名
      Aoki, T., Yamada, T., Miyazaki, H., & Hashigaya, Y.
    • 学会等名
      The 29th International Congress of Psychology
    • 発表場所
      Berlin
    • 年月日
      2008-07-22
  • [図書] 品格教育と生徒指導『学校心理学入門シリーズ 臨床生徒指導(理論編)』

    • 著者名/発表者名
      青木多寿子
    • 出版者
      ナカニシヤ出版(印刷中)

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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