研究概要 |
1.パターン対の類似性判断に与える准変換群構造の効果に関する論文を発表した.この研究は変換群構造に距離の概念を導入して学説の最大の困難であった空変換群構造にかかわる問題を解消したものである. 2.パターンの類似性判断における非対称性,良さ判断に与える準変換群構造の効果について新らたな実験を行った. 3.複合的パターンを用いて良さの評定実験を行った.13要素のC1原型パターンを8要素の原型パターンに重ね合わせるとC1複合的パターンの良さは減算効果により最低の値となった.一方,8要素のC1原型パターンを13要素の原型パターンに重ね合わせるとC1複合的パターンの良さは減算効果により低下したが,13要素の優位性が現れ,良さの順序関係は保存された. 4.多重比較をVBAで自動的に算出できるプログラムの作成を開始した.
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