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2008 年度 実績報告書

シースフロー液/液光導波路を用いてナノ粒子の生成過程を追跡する

研究課題

研究課題/領域番号 19655023
研究機関群馬大学

研究代表者

角田 欣一  群馬大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30175468)

キーワード液 / 液光導波路 / 金微粒子 / 量子ドットグ / 液液界面
研究概要

本年度は、前年度に引き続き、装置の改良及び液/液光導波路(LLW)の生成条件の検討とそのキャラクタリゼーションを行うとともに、量子ドットの生成に関する予備的な検討を行った。まず、LLWを用いるより高感度な検出を目指して、これまでよりもコア径が小さいLLWの作製を試みた。その結果、ガラスキャピラリーを引き延ばすことにより、直径80μmのLLWの作製が可能となった。光源にLEDを用いるシステムも完成させた。この結果、より多くの波長の光を光源とする測定が可能となった。また、様々な溶媒系のLLWの構築にも成功した。エタノールノメタノール、50%エタノール/水、さらにNaCl水溶液/水系などである。さらに、コアのみならずシースフロー(LLの全体を均一に光源光で照射し、より広い領域での物質分布を測定する目的で、落射照明型顕微蛍光測光システムを作製し、基本的な性能の評価を行った。その結果、本装置によりLLWからの蛍光測定が可能であることがわかった。一方、量子ドットの生成に関しては、バッチ法により基礎的な検討を行ったが、十分な成果を得ることができず、LLWでの実験までには至らなかった。今後、さらに検討を続ける予定である。一方、金微粒子に関しては、水/NaC1水溶液光導波路を用いて、コアに水に溶解させた塩化金酸イオン(AuCl4,)を、また、クラッドに還元剤であるアスコルビン酸を添加することにより、光導波路での生成反応が確認されたが、その詳細なキャラクタリゼーションを行うまでには至らなっかた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Development and characterization of water/water optical waveguides2009

    • 著者名/発表者名
      Souto Asanuma, Yuuya Suzu ki, Daisuke Masuzawa, Hiroki Hotta,Kin-ichi Tsunoda, Yasuhiko Sugii
    • 学会等名
      東京コンファレンス:Asia Young AnalyticalChemist Session 2008
    • 発表場所
      幕張メッセ
    • 年月日
      2009-09-04

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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