フェムト秒パルスレーザー(100fs、@800nm、1kHz)による2光子励起蛍光測定を行った。BTAPVB色素の2光子励起蛍光を500nm近傍に観察した。OPAを用いて和周波混合により得られた480〜600nmの波長域からBTAPVBの自然放射増幅光(ASE)に対応する光(505nm近傍)をSTED光として取り出し、それを用いて蛍光の抑制を行うものである。STED光による蛍光抑制を確実なものとするためには、STED光のパルス幅および照射タイミングなど光学遅延などの調整などが必要である。現在それらの点の改善を行っている。
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