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2008 年度 実績報告書

表面プラズモンを利用したナノ粒子創成式レーザフルカラーマーキング法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19656037
研究機関埼玉大学

研究代表者

池野 順一  埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (10184441)

キーワード精密部品加工 / 材料加工・処理 / 光物性 / 先端機能デバイス / レーザマーキング / 発色 / 三原色 / 表面プラズモン
研究概要

製品の表面もしくは内部に高速で容易にフルカラーでマーキングができれば、個性豊かなデザインや高いセキュリティーをもつ製品、光コンピュータ用の3次元メモリーなど様々な用途が期待できる。しかし、大変困難な技術であり、未だ実現されていないのが現状である。そこで本研究では、1本のレーザ光線によってフルカラーマーキングを実現することを目的とした。そのため、貴金属ナノ粒子が表面プラズモンによって、可視域の様々な発色現象を起こすことに着目した。具体的には、レーザ光線でサイズ制御しつつ貴金属のナノ粒子を創成し、3原色を発色させる新たなレーザマーキング法の実現を目標とした。これにより、全く新しいレーザフルカラーマーキングが実現できると期待される。19年度に完成させた実験装置を用いてフルカラー化に向けた本実験を行った。まず,3原色の発色実験を行った。その結果,大気中で不安定な銀ナノ粒子をガラスにφ10nmのナノ粒子で分散させ封じ込めることで安定した赤,青,緑を発色させることに成功した。次にフルカラーマーキングシステムについて検討し,グラビア印刷の原理,ディスプレイの原理など様々な可能性について試した.その結果,合成色の発色に成功した。 本研究成果はまとめて関連学会にて口頭発表を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] フェムト秒レーザによるGFRPの内部マーキング2009

    • 著者名/発表者名
      若林正毅,池野順一
    • 雑誌名

      砥粒加工学会誌 53-3

      ページ: 156-161

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ノングレア形状創成のためのレーザ微細加工法に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      若林正毅,池野順一,井田浩三,吉村朋也,戸田正利,沖田明光,井上雅勇
    • 雑誌名

      砥粒加工学会誌 52-11

      ページ: 662-667

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 複合材料のフェムト秒レーザ加工〜GFRPの内部マーキング〜2008

    • 著者名/発表者名
      若林正毅,池野順一
    • 雑誌名

      2008年度精密工学会春季大会学術講演会

      ページ: 809-810

  • [学会発表] レーザによるガラスの微細成形加工に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      吉田慎吾,池野順一
    • 学会等名
      2008年度砥粒加工学会
    • 発表場所
      滋賀県立大学
    • 年月日
      2008-09-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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