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2007 年度 実績報告書

マイクロバブルを含む液体の噴霧形成に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19656046
研究機関群馬大学

研究代表者

田部井 勝稲  群馬大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80008466)

研究分担者 天谷 賢児  群馬大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (20221731)
舩津 賢人  群馬大学, 大学院・工学研究科, 助教 (50323332)
キーワード流体工学 / マイクロバブル / 微粒化 / 気泡 / 噴霧 / 可視化
研究概要

マイクロバブルは数十マイクロメートルのきの知であり,これが液体中に量に存在することによって従来にない機能を有する液体を作ることができる。このことから近年マイクロバブルは急速に関心が高まっている。本研究ではこのようなさまざまな可能性を有するマイクロバブルが混入した液体を噴霧として利用することに着目し,マイクロバブル混入液体の噴霧特性について研究を行った。特に,圧力噴射弁として多用されるスワール噴射弁とフラットスプレーノズルなどの代表的なアトマイザーを用いて,マイクロバブルがどの程度噴霧内に存在することができるかを定量的に調べた。
その結果,スワール噴射弁とフラットスプレーノズルのいずれにおいても100μm以上の粒径を持つ噴霧液滴にマイクロバブルが取り込まれることがわかった。また,粒径が大きなほどマイクロバブルが取り込まれる確率が高いことも示された。さらに,本申請によって購入した高速ビデオカメラを用いて微粒化過程の観察を行った結果,ノズルから噴出した液膜中にマイクロバブルが含まれ,液膜が液糸に変化する過程で液糸内に多くのマイクロバブルが含まれることが観察された。最終的に,液糸が液滴に分裂する際に複数のマイクロバブルを取り込むことが明らかになった。ただし,マイクロバブルが貧まれたことによる微粒化の促進効果は見られなかった。また,マイクロバブルを含む孜体の粘性係数ならびに表面張力を変化させた場合,液滴中にマイクロバブル特性がどのように変化するかについても実験を行った。その結果,粘性係数および表面張力が10%程度変化しても,マイクロバブルが含まれる特性に大きな変化は現れなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マイクロバブルを含む液体の噴霧特性に関する基礎的研究2007

    • 著者名/発表者名
      国分, 細掘, 天谷, 田部 井
    • 学会等名
      第16回微粒化シンポジウム
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2007-12-21

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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