研究概要 |
2次元フラクタルパターンを生成するプログラム自己集積体を例題として考え、このパターン生成のための4種類の八角柱受動素子を設計・試作した.また,2枚の壁にはさまれた空間の中で多数の素子をランダム加振してプログラム自己集積実験を行うため加振周波数、方向を制御できる加振台を設計・製作した.また,エラー率および構造成長速度を定量的に評価するため,加振特性(熱力学的温度に対応する)および素子密度(濃度に対応する)の各パラメータと、生成される自己集積体の大きさ、欠陥率などの関係を詳細に調べるためのシミュレータを作成した.これにより,受動素子の内部状態の有無,加振方向,およびダミー部品の構成率などが生成プロセスに大きく影響することが分かった.
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