研究概要 |
これまでのアルゴリズミック・セルフアセンブリの研究において、あまり考慮されてこなかった素子のかたちに着目したモデル構築および実験に取り組んだ。その結果,かたちによる特異的な結合の表現は、スケールによらない普遍的な設計手法である可能性を指摘するだけでなく、エラーが埋め込まれにくくなることを示した。さらに、“かたちのちから"と称するこの原理の実証として、前年度に製作したプログラム自己集積実験を行うため加振周波数、方向を制御できる加振台により菱形素子のセルフアセンブリ実験を行い,ビデオ解析を行った.具体的には,素子の入出力および左右の区別を素子の形状により実装する方法を提案し、ミリメートルスケールの試作素子による実験により、アセンブリ素子の“かたち"がその性能に大きな影響を与えることを確認した。
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