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2007 年度 実績報告書

ジョセフン逆関数遅延ニューラルネットワーク

研究課題

研究課題/領域番号 19656094
研究種目

萌芽研究

研究機関東北大学

研究代表者

中島 康治  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60125622)

研究分担者 佐藤 茂雄  東北大学, 電気通信研究所, 准教授 (10282013)
早川 吉弘  東北大学, 電気通信研究所, 助教 (20250847)
小野美 武  東北大学, 電気通信研究所, 助教 (70312676)
キーワードニューラルネットワーク / 超伝導集積回路 / 最適化問題 / 連想記憶 / ジョセフソン接合
研究概要

ジョセフソン接合の基本方程式とニューラルネットワークの結合の式を組み合わせて擬似的な逆関数遅延ニューラルネットワークを構成して数値解析を行った。これにより、少数ユニットの構成で極小値からの脱出と最小値への収束を確認した。負性抵抗によるヒステリシスと非線形インダクタンスによるヒステリシスの違いについては明確ではなく、情報処理への影響について原理的観点からの解明をさらに進める。NP完全問題として4クイーン問題の最適化問題例について計算を実行中であり、オリジナルな逆関数遅延ニューラルネットワークの結果との比較を進めつつある。この結果に基づいて、異なるヒステリシス間の振る舞いの違いを明確にし、より情報処理に適した効果を抽出する検討を行う予定である。ここまでの結果を基礎にジョセフソン逆関数遅延ニューラルネットワークによる連想記憶システムの構成とその能力に関する数値解析については今年度中に開始する予定である。ここでの対象は記憶容量、ベイスンサイズ、過渡特性、収束時間、などに対するパラメータ依存性であり、ジョセフソン接合のマイクロは発振の影響に関する解析が主なものになる。この記憶はシリコンメモリと対応させるとDRAM的なものであり従来のジョセフソン集積回路においても新規な技術となる。具体的な回路シミュレーションへの移行は継続して進行中である。これにはジョセフソン回路シミュレータを用いて、回路動作としてのマージンや動作タイミングなど詳細な部分を検討して集積回路設計へとつなげる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] High-speed single flux-quantum up/down counter for neural computation using stochastic logic2008

    • 著者名/発表者名
      Takeshi Onomi, Taizo Kondo, and Koji Nakajima
    • 雑誌名

      Journal of Physics: Conference Series 97

      ページ: 012187

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Design of a Neural Network Chip for the Burst ID Model with Ability of Burst Firing2007

    • 著者名/発表者名
      Shinya Suenaga, Yoshihiro Hayakawa and Koji Nakajima
    • 雑誌名

      IEICE Trans. Fundamentals E90-A

      ページ: 715-723

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Avoidance of the Permanent Oscillating State in the Inverse Function Delayed Neural Network2007

    • 著者名/発表者名
      Akari Sato, Yoshihiro Hayakawa and Koji Nakajima
    • 雑誌名

      IEICE Trans. Fundamentals E90-A

      ページ: 2101-2107

    • 査読あり
  • [学会発表] ジョセフソン逆関数遅延ニューラルネットワーク2008

    • 著者名/発表者名
      鶴岡賢二、早川吉弘、中島康治
    • 学会等名
      電子情報通信学会2008年総合大会
    • 発表場所
      北九州
    • 年月日
      2008-03-20

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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