研究概要 |
超高解像度X線イメージャのための新しいエネルギー弁別法の研究であり,走査の概念を取り入れたX線イメージャーでエネルギー弁別を行う手法を研究した。ダイオード構造により検出長を変化させることによる本方法の基礎的検討のために,本年度はダイオード構造の設計と製作,その動作検証を主に行った。ダイオード内部での物理的挙動の検討を中心として,フォーカスした可視光レーザーによる動特性の評価,キャリアの動きの検討,信号処理系での制御,補正を中心として行い,フィールドシーケンシャル型イメージングデバイスでのエネルギー弁別手法に見込みをつけた。具体的には,ダイオード構造の理論的設計をもとに,実際にプロセス可能なダイオードの設計,試作を行った。単一は長によるラジオアイソトープを用いた実験で,実際にエネルギーを推定することが可能である意ことを証明した。
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