• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

入力地震動に依存せず最大応答加速度を指定値以下に低減できる三次元免震装置の実現

研究課題

研究課題/領域番号 19656138
研究機関京都大学

研究代表者

荒木 慶一  京都大学, 工学研究科, 准教授 (50324653)

研究分担者 桝井 健  関西大学, 環境都市工学部, 准教授 (60263109)
キーワード免震 / 上下動 / 振動台実験 / 時刻歴応答解析 / 非線形バネ
研究概要

本年度に得られた研究成果は以下の通りである.
1) 定荷重バネを用いた水平免震装置の機構を新たに提案した.本実験装置では,磁石を有効に活用することで,免震対象物の支持部とバネ支持部の衝突を回避できる点に特徴がある.
2) 提案水平免震装置を試作し,振動台実験を通じてその効果を検証した.振動台実験実験で用いた波形は,最大化速度が1〜1.8Gの正弦波と最大化速度を1Gまで増幅したJMA Kobe波とOjiya波を採用した.振動台実験の結果,全ての場合において応答加速度を0.1G以下に低減することを確認した.
3) 昨年度作成した上下免震装置を本年度作成した水平免震装置の上に設置し,上下・水平方向の二次元免震装置を作成した.この二次元免震装置に対して,上下・水平の二次元加振実験を行った.その結果,上下方向の応答加速度は0.1Gまで低減できたが,水平方向の応答加速度は0.25Gまでしか低減できなかった.この原因は上下免震装置のロッキングにあると考えており,次年度はロッキングの抑制を目指して,改良した装置の開発を実施する予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Vertical vibration isolator having piecewise-constant restoring force2009

    • 著者名/発表者名
      Y. Araki, T. Asai, T. Masui
    • 雑誌名

      Earthquake Engineering and Structural Dynamics (採用決定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 定荷重支持機構の組合せからなる上下免震装置2008

    • 著者名/発表者名
      浅井健彦, 桝井健, 吉田亘利, 荒木慶一
    • 雑誌名

      日本建築学会構造系論文集 631

      ページ: 1511-1518

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi