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2009 年度 実績報告書

土地利用と「水みち」に着目した田園都市空間の分析・計画・デザイン手法の創出

研究課題

研究課題/領域番号 19656149
研究機関名古屋大学

研究代表者

清水 裕之  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30187463)

研究分担者 板谷 明美  三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (70447861)
村山 顕人  名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (60396760)
大西 暁生  名古屋大学, 環境学研究科, 研究員 (90435537)
キーワード土地利用 / 水みち / 田園都市 / 都市計画 / 森林計画 / 水
研究概要

1)グリーンインフラストラクチャー(GI)の土地戦略の検討
これまでの研究成果を踏まえてGIを用いた「土地利用と水みちに着目した田園都市空間の分析・計画・デザイン手法の創出」の一連の研究を通した「雨水流出に着目する新たな都市計画デザインの可能性」を報告書の形式でとりまとめた。特に、雨水流出が土地利用に大きく影響されることから、これからの総合的な土地利用管理に地下浸透や地表流出め地域マネジメントが必要であること、水田が地域に大きな保水機能を与えていることから都市周辺部の水田の保全が重要であること、日本にも浸透トレンチなどの雨水流出抑制技術は蓄積されているが、それらが都市デザイン、景観デザインの手法と運携がとれておらず、これからはそれらが必要であることを示した。また、水環境にかかわる都市計画の制度の体系整理をおこない、GIの考え方を土地利用計画へ反映させるための課題を整理した。
2)GIの構成要素、伊勢湾流域の土地被覆が水環境、温熱環境に及ぼす影響分析
前年度から継続して、伊勢湾流域圏全体、水系からミクロな集水域にいたるまで、土地被覆が水環境に及ぼす影響について、考察した。
近年,都市域では,緑地の減少,アスファルト化など,地表面の改変が進んできた。一方で,ヒートアイランド現象などの熱汚染が都市城で大きな問題となっている。本研究では地表面温度(LST)の抑制に効果的な緑地配置について明らかにすることを目的に,衛星面像を用いて,緑地の分布,面積,形状とLSTとの関係を検討した。解析対象地は,愛知県長久手町おとびその周辺とした。解析の結果,緑地や田畑などの自然・半自然被覆がLSTを抑制する効果があり,人工的被覆である市街地がLSTを上昇させることがわかった。また,面積が大きく連続的な緑地が,LSTの抑制に効果的であることがわかった。
3)これまでの成果をまとめて報告書を作成した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 境川流域における土地利用の変遷と河川流出量の関係2010

    • 著者名/発表者名
      山内悠生、杉本南、大西暁生、清水裕之、村山顕人、大月淳
    • 雑誌名

      日本建築学会東海支部研究報告集

      ページ: 489-492

  • [雑誌論文] 河川流出量の違いにみる各小流域間の比較に関する研究(伊勢湾流域圏内の3流域を対象として)2010

    • 著者名/発表者名
      杉本南、大西暁生、清水裕之、村山顕人、大月淳
    • 雑誌名

      日本建築学会東海支部研究報告集

      ページ: 493-496

  • [雑誌論文] 将来の土地利用変化による河川流出量抑制の効果に関する研究愛県内の三流域を対象として2009

    • 著者名/発表者名
      杉本南、清水裕之、大西暁生、大月淳、村山顕人
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演会梗概集(東北)

      ページ: 245-246

  • [学会発表] 緑地特性と地表面温度との関係-衛星画像を用いた解析-2009

    • 著者名/発表者名
      飯田純子、板谷明美、石川知明、大西暁生、村山顕人、清水裕之
    • 学会等名
      第58回 日本森林学会中部支部大会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2009-10-11

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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