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2008 年度 実績報告書

大水深底生魚類の行動生態解明を目的としたデータロガー自動装着・回収システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19658075
研究機関京都大学

研究代表者

荒井 修亮  京都大学, 情報学研究科, 准教授 (20252497)

キーワード魚類行動 / バイオテレメトリー / バイオロギング / 大水深 / データロガー
研究概要

近年、小型記録計(データロガー)を動物に装着して対象生物に関するデータを取得するバイオロギング手法が発達している。水圏生物においても、データロガーを装着し、一定時間後に回収し、得られたデータを解析することで、長期間連続して行動生態を測定することが可能となった。しかしながらデータロガーの装着・回収には、対象生物の捕獲、また放流後の再捕獲が必要であり、現在、データロガーの装着の多くは、確実に捕獲・再捕獲が可能な生物のみに限られている。そのため、捕獲・再捕獲が困難な魚類にデータロガーが装着された例は少ない。しかし、これらの魚類にも、漁獲対象種が含まれており、行動生態情報に基づいて管理することが重要である。そこで、我々は、捕獲・再捕獲が困難な魚類にデータロガーを装着し回収するためのシステムを考案した。平成19年度の結果から、曳航式装着による加速度取得の場合においても、尾鰭や胸鰭の振動を検出できることがわかったので、平成20年度においては、GPSを用いて曳航体をリアルタイムで追跡するシステムを開発し、瀬戸内海区水産研究所百島実験池で実証実験を行った。この結果、毎秒1回、確実にGPSによる測位情報を3日間継続的にリアルタイムに計測出来ることを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Development of in situ underwater tagging method for monitoring the behavior of deep sea fish2009

    • 著者名/発表者名
      Takuji Noda, Takashi Yokota, Yasuhko Naito, Nobuaki Arai
    • 雑誌名

      海洋理工学会誌 14(in press)

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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