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2007 年度 実績報告書

DNAチップによるウシの超早期妊娠診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19658101
研究種目

萌芽研究

研究機関岩手大学

研究代表者

橋爪 一善  岩手大学, 農学部, 教授 (10355737)

研究分担者 居在家 義昭  岩手大学, 農学部, 教授 (10414880)
木崎 景一郎  岩手大学, 農学部, 准教授 (40337994)
キーワード遺伝子 / マイクロアレイ / 免疫応答 / 発生・分化
研究概要

ウシの妊娠を血中細胞に発現する遺伝子情報から早期診断する手法を開発することを目的とし、19年度は、1.オリゴマイクロアレイにより血中細胞の遺伝子発現を解析、2.定量的RT-PCRにより血中細胞の遺伝子発現について検討した。
人工授精前、受授精後2週目、3週目に血液を採取、市販のRNA抽出キットを用い血液細胞からmRNAを抽出、マイクロアレイおよび定量的RT-PCRにより解析した。
マイクロアレイ解析では、妊娠前と比較して妊娠21日目には293遺伝子の発現が増加、344遺伝子の発現が減少した。これらの遺伝子をk-meansクラスター解析したところ4クラスターに分類できた。クラスター1は、総計80、既知遺伝子18を含み、人工授精日から上昇、2週目まで高発現、3週目には低下した。クラスター2は、総計97、既知遺伝子37を含み、人工授精後3週目まで上昇した。クラスター3は、2週目から3週目に上昇し、総計196、既知遺伝子43を含んでいた。クラスター4は総計264、既知遺伝子54を含み、人工授精日に上昇、その後低下の一途をたどるパターンであった。クラスター1および3には、TLR5など免疫関連分子およびMx1、ISG15などIFN誘導性分子が含まれた。ISG15、progesterone結合タンパク質、STAT6などを定量的RT-PCRにより検証すると妊娠ウシの血液細胞で高発現であった。これら血液細胞に発現するmRNAを用いることにより超早期の妊娠診断が可能であることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 受胎牛および不受胎牛の交配前後における末梢白血球由来ISG-15発現パターンの比較2007

    • 著者名/発表者名
      広沢悠子, ら
    • 学会等名
      第100回日本繁殖生物学会大会
    • 発表場所
      東京大学、東京
    • 年月日
      2007-10-22

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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