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2007 年度 実績報告書

クラスター効果を活用した新しいテーラーメード創薬技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19659027
研究機関同志社大学

研究代表者

西川 喜代孝  同志社大学, 生命医科学部設置準備室, 教授 (40218128)

キーワード薬学 / 感染症 / 糖鎖 / 衛生 / 蛋白質
研究概要

1)標的蛋白とマルチバレントペプチドライブラリーとの結合の高感度検出法の確立
マルチバレントペプチドライブラリーの核はLysが3個結合した構造(MAP構造)であり、遊離のε-アミノ基2個、α-アミノ基2個を有する。各々にアミノカプロン酸(U)をスペーサーとして結合させ、さらにアミノ酸を順次結合させていくことにより4価のライブラリーが合成できる。ここではではさらに末端にビオチン標識を施す。標的蛋白はHis-tag標識したStx2B-subunitを用いた。両者を反応後、アビジン標識ドナービーズならびにNi-キレートアクセプタービーズ(AlphaScreen^<TM>,PerkinElmer)を加え、680nmの光でフォトセンシタイザーを含むドナービーズを励起した。その結果一重項酸素が発生し、この時両ビーズが近接している場合、すなわちライブラリーと標的蛋白が結合している場合にのみ、チオキシン誘導体を含むアクセプタービーズから370nmの化学発光が定量的に発生した。この光を検出することにより両者の結合の超高感度検出法を確立することができた。
2)標的蛋白に対する最適核構造の決定
まず、Uを1-4個有する一連のマルチバレントペプチドライブリーを作成し、標的蛋白との結合を上記法で検討した。その結果、以下に示す最適核構造を決定することができた。(MA-XXXX-AU)_4-3Lys

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Type I platelet-activating factor acetylhydrolase catalyticsubunits over-expression induces pleiomorphic nuclei and centroso me amplification2007

    • 著者名/発表者名
      Yamaguchi N., Koizumi H., Aoki J., Natori Y., NishikawaK., Natori Y., Takanezawa Y., and Arai H.
    • 雑誌名

      Genes Cells 12

      ページ: 1153-1161

    • 査読あり
  • [学会発表] 細菌毒素に結合する中和ペプチドのデザインとその効果2008

    • 著者名/発表者名
      西川 喜代孝
    • 学会等名
      第81回日本細菌学会総会
    • 発表場所
      国立京都国際会館
    • 年月日
      2008-03-25
  • [学会発表] 腸管出血性大腸菌感染症に対する次世代治療薬の開発2007

    • 著者名/発表者名
      西川 喜代孝
    • 学会等名
      大阪府立大学産学官連携機構生物資源開発センターセミナー
    • 発表場所
      大阪府立大学
    • 年月日
      2007-10-12

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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