• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

消化管間質腫瘍におけるマイクロRNA発現異常の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19659188
研究機関札幌医科大学

研究代表者

篠村 恭久  札幌医科大学, 医学部, 教授 (90162619)

研究分担者 山本 博幸  札幌医科大学, 医学部, 助教 (40332910)
キーワード消化管間質腫瘍 / マイクロRNA / hypermethylation / hypomethylation / LINE-1
研究概要

Gastrointestinal stromal tumor(GIST)は、消化管間葉系腫瘍のなかで最も頻度の高い腫瘍である。KITやPDGFRA遺伝子変異だけでは、GISTの多様な分子病態を説明する事はできない。近年、マイクロRNA(以下miRNA)の役割が注目されているが、GISTにおけるmiRNA発現異常や下流の標的遺伝子に関しては全く報告がない。本研究では、GISTにおけるmiRNA発現異常を解析し、その病態を解明することを目的とする。本年度は、GISTのジェネティック、エピジェネティック異常と関連するmiRNA発現の解析を系統的に行った。癌抑制遺伝子SFRP、DKK、WIF1などのメチル化は、上皮性の癌と比較して低頻度であった。一方、ゲノムワイドな低メチル化の指標となることが報告されている反復配列LINE-1の低メチル化がしばしば見られることを明らかにした。従って、GISTでは個々の癌抑制遺伝子のhypermethylationより、ゲノムワイドなhypomethylationがより多く見られた。現在、miRNAの網羅的発現を解析中であり、ジェネティック、エピジェネティック異常との関連を明らかにしていく予定である。

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi