研究課題/領域番号 |
19659325
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研究種目 |
萌芽研究
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
合田 文則 香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (90294769)
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研究分担者 |
若林 久男 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60240446)
樋本 尚志 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (20325343)
舛形 尚 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (70263910)
千田 彰一 香川大学, 医学部附属病院, 教授 (30145049)
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キーワード | 半固形化 / 半固形化栄養材短時間摂取法 / gastric colonization / 粘度 |
研究概要 |
胃瘻からの半固形化栄養材短時間摂取法の実用化に向け、基礎的および臨床的な検討を行い以下の成果をえた。1)胃本来の持つ貯留能や排出能が発揮でき胃食道、胃瘻部逆流が防止できる半固形化栄養材の粘度と量および注入時間は20,000cP程度の粘度で300mlから600mlの量を短時間5-15分であることを明らかにした。2)高齢者が簡便にかつ安全に胃瘻から注入できる革新的なデバイスとして300mmHgの加圧バッグによる注入法の安全性、有用性および利便性を確立した。3)胃瘻患者および健常人を対象に、注入法の違いによる消化管運動への影響を 粘度の異なるバリウム製剤を用いた胃の貯留能と排出能から計測法と胃電図による計測から粘度が高くなるほど生理的な胃の貯留能が発揮でき、胃の運動による生理的な排出が行なえることをあきらかにした。4)半固形化栄養材短時間摂取法が胃内pHと胃内細菌にあたえる影響(gastric colonization)を液体栄養剤による従来法と比較検討し、液体栄養剤による従来法では、胃酸分泌による正常な酸性状態が得られないため胃内で胃食道逆流による誤嚥性肺炎の起縁菌であるグラム陰性桿菌が繁殖することを明らかにした。一方、生理的な摂食である半固形化栄養材短時間摂取法では胃内の酸性化が保たれ細菌の繁殖がないことを明らかにした。
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