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2008 年度 実績報告書

ヒト断端神経腫のプロテオミクス解析による神経因性疼痛の発症因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19659383
研究機関札幌医科大学

研究代表者

和田 卓郎  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (00244369)

研究分担者 小海 康夫  札幌医科大学, 医学部, 教授 (20178239)
山下 敏彦  札幌医科大学, 医学部, 教授 (70244366)
キーワード末梢神経 / プロテオミクス / 神経因性疼痛 / 神経再生 / CRPS / 断端神経腫 / 発痛
研究概要

ラット坐骨神経切断後の遠位および近位断端のプロテオミクス
Sham手術群の坐骨神経1cmから約900種、切断群の近位および遠位断端からそれぞれ約1000種の蛋白質が同定された。Sham群と切断端の神経に発現される蛋白質の機能分類の分布に大きな差はみられなかった。切断後5日〜10日に近位断端からはa-FGF、GAP-43が、遠位断端からはPN-1、prosaposinが特異的に発現していた。これらは神経再生促進に関わる蛋白である。切断後35日に近位断端からは細胞接着に関わる蛋白が、遠位断端からは成長障害や脂質代謝に関連する蛋白、発痛に関連するkaliklainが特異的に発現していた。
ヒト断端神経腫のプロテオミクス
神経腫切除を行った神経因性疼痛(CRPS type2)患者2例の手術検体のプロテオミクスを行った。自家腓腹神経移植時に生じた余剰神経を対照とした。同定蛋白質数はそれぞれ1325,931,825種であった。タンパク質全体の組成に変化はみられなかった。CRPSの神経でのみ発現した蛋白質は135種であり、その中では神経を保護する方向に作用するタンパク質が多数検出された。その詳細は分析中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 末梢神経損傷における発現タンパク質のプロテオミクス2008

    • 著者名/発表者名
      相木比古乃
    • 学会等名
      日本整形外科学会基礎学術集会
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      2008-10-24
  • [備考]

    • URL

      http://web.sapmed.ac.jp/orsurg/index.html

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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