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2008 年度 実績報告書

聴覚・平衡覚・嗅覚刺激が脳機能に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19659435
研究機関信州大学

研究代表者

宇佐美 真一  信州大学, 医学部, 教授 (10184996)

キーワード脳機能 / 聴覚 / 平衡覚 / 嗅覚 / fNIRS / 森林浴
研究概要

本研究では、fNIRSを用いて感覚器刺激を受けた際の、脳機能変化を解明し、臨床応用につなげるための基盤情報整備を目的としている。本年度はNIRSを用いた聴覚、平衡覚刺激に応答する脳部位の特定を目的に、NIRSを用いた聴覚、平衡覚に関するデータ収集を行った。聴覚に関しては、前年度までに引き続き、音声なしビデオおよび音声ありのビデオを視聴したときに活性化する脳部位を、一次聴覚野を中心とする言語性運動野を含む領域(横側頭回および上側頭回)に多チャンネル近赤外線スペクトロスコピーを用いて測定した。測定機器をPETセンターに持ち込み、NIRS計測後にPETによる脳機能解析も併せて実施し、NIRSのデータとPETのデータの間で比較検討を行なうことで、より客観的な尺度を導入することを目指した。現在、NIRS測定のデータとPET測定のデータのすりあわせを行ないつつある
また、森林環境下において「小川のせせらぎ」、「小鳥の声」などの聴覚刺激、「ヒノキ」の香りなどがどのような脳血流の変化を来たすかを測定した。同じ測定を職場環境などストレス下でも行い脳血流の変化、活性化部位などを比較検討し、森林浴の効果を脳機能という点から検討した。本年度は昨年度までに加えて、データをより確実なものにするために、さらに健康成人5名を対象に聴覚刺激時、視覚刺激時、ストレス課題負荷時のデータを測定し、職場(研究室)でのデータとの比較を行った。その結果、前頭葉の下部において有意差の認められる領域を見出した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 遺伝子と脳機能が評価できた先天性難聴症例2008

    • 著者名/発表者名
      茂木英明, 鬼頭良輔, 菊池景子, 工穣, 宇佐美真一, 内藤泰, 前田麻貴, 北野庸子
    • 学会等名
      第53回日本聴覚医学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-10-02

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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