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2007 年度 実績報告書

「歯のドック」歯・歯周再生療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19659524
研究機関名古屋大学

研究代表者

日比 英晴  名古屋大学, 医学部附属病院, 准教授 (90345885)

研究分担者 上田 実  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00151803)
山田 陽一  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (20345903)
八島 明弘  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (90316266)
伊藤 憲治  名古屋大学, 医学部, 寄附講座助教 (50402623)
金山 健夫  名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (20437031)
キーワード再生医学 / 歯学 / 移植・再生医療
研究概要

われわれのグループでは歯や歯周組織についてそれを構成する細胞の動態などを明らかにし,再生医療の実現をめざした臨床試験をしている.しかしながら歯根にある病因が除去できなければその対象にならない。抜去後でもその歯に含まれる組織は適当な細胞培養環境中であれば生活状態が維持できる.このうち病的な状態にあるものでも病因の完全除去ができればその健全化が見込める.そこで歯と歯周組織をいったん分離し一定期間で両者を健全化させた後に再結合する療法を開発する.本研究の目的は病因を除去した歯根面に歯根膜あるいはセメント質形成性細胞が誘導あるいは付着できるか,根尖孔を閉鎖する方向に歯髄組織を誘導できるか,その過程はどのようかを明らかにすることである.そのために以下を並行して進めた.
1.歯の病因除去装置の開発
歯の病因となる異物や感染した組織を口腔外で完全に除去するための装置を考案し,基本設計をした.その試作をするにあたって細部の検討をしている.
2.歯周組織を再生する方法についての検討
ウサギから採取した歯根膜および歯髄を実験材料にした.それらを細片にし,一定条件の培養環境下に置いた.シャーレの底面あるいは歯根表面に付着して生活する細胞を分離して,それらを培養して増殖させた.細胞の動態を顕微鏡下で観察した.また培養液中に加える添加剤により骨を形成する方向に細胞を分化誘導し,その分化の程度をアルカリフォスファターゼ活性により評価した.
以上,概ね予想したとおりに研究結果が得られている.今後は計画に細部の修正を加えながら研究を進めていく予定である.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Injectable bone applied for ridge augmentation and dental implant placement2008

    • 著者名/発表者名
      Ueda M
    • 雑誌名

      Implant Dentistry 17

      ページ: 82-90

    • 査読あり
  • [学会発表] 骨再生とインプラント2008

    • 著者名/発表者名
      日比 英晴
    • 学会等名
      第7回日本再生医療学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2008-03-14
  • [学会発表] Tissue-engineered osteoplasty for alveolar cleft2007

    • 著者名/発表者名
      Hibi H
    • 学会等名
      18th International Conference on Oral and Maxillofacial Surgery
    • 発表場所
      インド
    • 年月日
      2007-11-17
  • [学会発表] 顎顔面領域の再生医療2007

    • 著者名/発表者名
      日比 英晴
    • 学会等名
      第28回日本炎症・再生医学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-08-02
  • [図書] 再生医療とインプラント2007

    • 著者名/発表者名
      日比 英晴
    • 総ページ数
      207,(104-111)
    • 出版者
      クインテッセンス出版
  • [図書] Distraction Osteogenesis of Facial Skeleton2007

    • 著者名/発表者名
      Hibi H
    • 総ページ数
      600,(525-528)
    • 出版者
      BC Decker

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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