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2007 年度 実績報告書

学士課程における多職種連携教育としての緩和ケア教育のあり方に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19659564
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

高橋 博美  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (50154852)

研究分担者 鈴木 玲子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20281561)
常盤 文枝  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (00291740)
山口 乃生子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (70381431)
大場 良子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (80381432)
キーワード緩和ケア教育 / 学士課程 / 多職種連携教育
研究概要

本研究の目的は、看護学科と他の保健医療福祉系の学科を併設する大学の学士課程における緩和ケア教育の現状を多職種連携教育の観点から把握・分析し、共通科目としての「緩和ケア」の教育内容を検討し、提言することである。
平成19年度は、緩和ケア教育の現状を把握するために実施する2つの調査に向けて、関連する学会・研修会への参加、ならびに文献学習会の開催等を通じて情報収集を行った。また、緩和ケアの各種専門家、および大学における教育担当者(教員)と学生に第一次インタビューを実施した。その結果、緩和ケアを行っている臨床現場ではケアの質向上をめざし多職種連携の推進が一段と進められていることがわかった。一方、大学の教育においては、緩和ケアを教育内容としてカリキュラムに組み込むことが明確になっているのは看護学教育のみであった。他職種分野の教育(理学療法学、作業療法学、社会福祉など)においては、学科目や教育内容として緩和ケアを組み込むことについての指定はなく、学士課程での教育の必要性・重要性についての教員の認識も必ずしも一致の段階にはなく、緩和ケアと関連のある内容を含んだ科目を担当する教員個々の判断・裁量に任されていることが推測された。学生については、緩和ケアに関心をもつようになった動機は看護学生以外の学生では正規の授業を通してではないことが多く、人数的にも少なくかった。学士課程における基礎教育の現状が影響していることが推察された。
以上の結果から、多職種連携教育を行うための基盤づくり・条件等を含めた調査の必要性を確認し、調査の質問紙作成と調査対象のリストアップを行った。今後は調査の実施・結果分析を行い、その結果を踏まえて緩和ケアの連携教育の方向性、教育内容・方法の検討を行う。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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